農機具の買取

農機具には、とてもたくさんの種類があります。トラクター、コンバイン、田植機が良く知られているところでしょう。

その他にも、もみすり機、乾燥機、色彩選別機、溝切機、耕起用のロータリーやドライブハロー、などの周辺機器に、そのメーカーもクボタ農機、イセキ農機、ヤンマーなど大手農機具メーカーがあります。

また、農機具は残念ながら、ほぼほぼ専用機として使われるところがあり、例えば、コンバインは、稲刈りや麦刈りが主な仕事、そのほかの作業には使えないのが難点です。また、小型の3条刈りコンバインでも500万円もします。4条や6条刈りのコンバインで冷房付きのキャビンがついていると1200万円以上もするために、小規模の農家には、なかなか新品は手が出せないという敷居の高さがあります。

だから、中古品市場には、いつでも買取の顧客がいるのです。

コンバインは、重いとその重量で水田の中で沈んで動けなくなるので、いくらキャタピラ―とはいえ、軽く作らないといけません。しかし、倒伏した稲を無理して刈り取るので、コンバインに無理がかかり、比較的寿命が短いですね。10年くらいが目安かもしれんせん。

 

それに比べて、トラクターは、その馬力にもよりますが、40馬力程度のもので、500万円程度のものが相場で、ロータリーやドライブハローがつくと更に200万円程度かかりますが、トラクターは、メンテナンスを上手くやっていけば、20年から30年程度も働いてくれる優れものです。

また、トラクターはいろいろな作業に使えて汎用性があるので、とても良い農機具です。

 

これも決して安くはなく、小規模の農家さんは、中古のトラクターを購入するのが一般的かもしれません。

このように、農業生産品の価格が上がらない、つまり、収入が増えない中小の農家には、高価な汎用性のない農機具は、新品は手が出せないのが現状で、中古市場に頼るしかないのです。

これが、今の日本の農家の現状です。